マヌエル・アントニオからサンホセに戻り、旅の友だったJimny君とお別れ。小さいボディながらも果敢に自然に立ち向かい任務を遂行してくれました。Gracias!
次に向かった先は、この旅の最終ディスティネーションになるオサ半島。太平洋に突き出した、コスタリカの南端に位置するオサ半島。秘境とも呼ばれる地域であり、半島の半分が国立公園に指定されている。
サンホセからセスナ機のような小さな飛行機で移動。機体が小さいので乗客はチェックインの際に体重を測定される。公の場で体重計にのったのは中学の身体測定以来だ(笑)。
南下すること約40分。飛行高度が低いため、コスタリカの地形や波までよく見える。太陽に反射する波打ち際は上から見るとちりめん布地のようで美しい。昨晩滞在したマヌエル・アントニオのホテルと国立公園も上空から確認できた。
Puerto Jimenez空港に降り立つと、飛行機はまるでバスのようにそそくさと次の乗客を乗せてサンホセにとんぼ返りした。空港といっても滑走路は1本で、離陸にはUターンしなくてはいけないほどの小さな空港。待合室はなく、外にベンチがあるだけでまわりは熱帯雨林で覆われている。
今回私たちが滞在したのは、地図上でオサ半島の最南端部のとんがっている部分にあるコテージ"Bosque del Cabo"。まさに崖っぷちのコテージで、オーシャンフロントの部屋の眼下には絶景が広がるといった具合。
空港からコテージは離れているので、送迎サービスがある。自分たちで運転しないのをいいことに油断していたら…またもや山あり谷ありのデコボコ道…、しかし今度は桁違いだ。水たまりは池だし、石ころは岩だし、コテージに辿り着くまでの1時間弱、揺れに合わせ漫画みたいに上下左右にジャンプしてた(笑)。
秘境の中に突如現れた神殿のようなエントランス。やっとついた~…。
「Welcome to Bosque del Cabo!」
マンゴーの冷たいウェルカムドリンクでもてなされる。
いやぁ〜生き返るとはこのことだ。
自然との共生がコンセプトの広い敷地の中にはプール、トレイル、ジャングル、果物園と何でもある。いや、何でもあるというよりはほとんど自然そのまんまである。レストランなどは周りにないので、朝昼晩のご飯は全てここで出される。3泊の滞在中ずっとここで食べるなんて、飽きないかしら?と心配していたのだが、全く逆だった。地元で穫れた新鮮な主に有機栽培の食材を使った料理は、どれもこれも驚くほど美味しくて毎食楽しみで仕方ない滞在となった。それに、煎れたてのコスタリカンコーヒーをいつでも飲めるのは最高だったなぁ。
起床→朝食→ハイキング→昼食→お昼寝→ビーチ→夕食→読書→就寝
3日間、以上の繰り返し。
観光のために時間を気にして走り回ることなどなく、久しぶりに何もしない贅沢を味わった。インターネットも携帯電話もない生活。ないならないで何の不便もない。
灯りのない夜にふたりで星空を見上げていたら、ダンナが「必要なものって意外と少ないんだよなぁ」とつぶやいた。
今、私も同じこと考えてたよ。
↑空からみたコスタリカ
↑これに乗ってやってきました
↑Puerto Jimenez空港
↑ここで朝昼晩のご飯を食べます
↑朝ご飯コラージュ
↑昼ご飯コラージュ 夜ご飯は光がないので残念ながら撮影できませんでした
↑プールサイドでピナコラーダ飲みながらゴロゴロしてました
↑ハンモックでお昼寝
↑部屋に辿り着くにはこれを渡らなくてはいけません
↑敷地内のジャングルでみかけた木
↑ジャングルでみた枯れ葉のような形をした蝶
↑ジャングル内で遭遇したアライグマの一種 かわいい♪
↑頭上を飛んでいたつがいのカラフルな鳥 休憩中
↑dulce湾のマングローブ林
↑オーシャンカヤックでみた夕日
↑がっけぷちの向こうは青い海
↑1時間かかって下に降りてみるとこんな感じ
↑反対側にはこんな岩肌があらわになった荒々しいビーチもある
ありがとうコスタリカ! (完)