アンダーキャットの考察日記



コスタリカ旅行記 1

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コスタリカと聞いてまず何を思い浮かべるだろう。

豊な自然。動物。平和。

すべて私も大切にしたいと思うものばかり。

軍備を永久に放棄したコスタリカは、時に中米のスイスとも呼ばれる。他国では軍事費用に充てられるであろう国の予算を3割も教育につぎこんでいるこの国は、識字率が95%ということに象徴されるように国民の教育水準が非常に高い 。実際この旅で出会ったほとんどの人は英語が流暢に話せた。

面積は九州と四国を合わせたくらいの小さな国だが、地球上の生物種の5%が生息しており、鳥に関しては10%というからすごい。日本やアメリカですずめと同じくらい身近な鳥でさえ、初めて目にする種ばかり。その美しさにいちいち立ち止まっては、ため息混じりで見とれてしまう。。。飛び方や表情もそれぞれで実に愛くるしい。バードウォッチングだけあっという間に陽が暮れてしまいそうだった。

エコツーリズムの先進国としても有名なコスタリカは、国土の1/4は自然のまんま国に保護されている。森を焼かれることはなく、無秩序に狩られることもないこの国は、まさに動植物たちの奇跡の楽園。私の焼き付け刃の知識と1週間足らずの滞在はあまりにも短く、コスタリカを十分理解するには至らなかったが、ニューヨークの喧噪から離れ、濃い緑の中でする呼吸のひとつひとつが、人間本来あるべき姿を取り戻してくれるような気がした。



一日目:
6:30amのフライトのため朝4am起き。締切明けだったがぐっすり眠れたようで、そこまで疲労を感じない。肌寒いニューヨークに後ろ髪引かれることなく、さっさとチェックイン、JFKを飛び立った。今回利用したのはコスタリカやペルーなど南米四カ国の国営航空会社であるTACA航空。キャビンアテンダントさんが中南米の美女で、機内食もアメリカンと違うと思うと少し楽しみだった。

期待通り美女のCAだったが、機内食は不味かった。。。
何を出されたかなんて覚えていないが、すぐ蓋を閉じた記憶はある。

5時間ほどで、コスタリカの首都サンホセ空港に到着。ニューヨークと2時間の時差があるので、着いたのは朝9am。空港を出た瞬間からウソみたいに鳥達の大合唱が聞こえてきた。空を見上げるとたくさんの鳥が四方八方へ自由に飛び交っている!!すごーい!気温はというと、赤道に近いのに思ったほど暑くない。どこかのサイトに書いてあったように、サンホセなどの中央山岳部は初夏の軽井沢のように過ごしやすい気候だった(軽井沢行ったことないけど)。

入国手続きを済ませ、今回の旅の友をピックアップへ行くことに。旅の友こと、レンタカーの鈴木Jimny君(マニュアル)は今回素晴らしい活躍をしてくれた。バスでの移動も考えたのだが、短期間で効率よく動くため車を借りることにしたのだ。コスタリカにはアメリカのレンタカー会社も多く参入しているので、アメリカン免許で簡単に車を借りることができる。しかーし、早速のハプニングが。。私たちが予約していたレンタカー会社の車が切れたということで、他の条件の悪いレンタカー会社に回されるはめに。。。予約していたのに、車を切らすってどいう意味?と思ったけれど、もうすでに私たちも中米マインドに切り替わっていたので、まぁいいかと、文句は飲み込んだ。

まず、目指すは火山と温泉で有名なアレナル(Arenal)方面へ。
サンホセから車で3.5時間ほど。見知らぬ街のドライブは楽しいもの。空気も人も景色もすべてが目新しくてカメラのシャッターを切りまくる。だんだん異国にきた実感が沸いて来た。この旅行は新婚旅行という名目なのだが、他にもミッションがいくつかあった。ひとつは、友人から借りてきた超望遠レンズを使って野鳥のクロースショットを撮ることだ。「鳥なんて、そんなに簡単に撮れないよぅ~」といっていたドミニカ人のR君をぎゃふんといわせるためにも、私はどうしても美しい鳥の写真を持ち帰りたかった。それが、世界一美しい幻の鳥と呼ばれるケツァール(Quetzal)なら最高だ。手塚治虫氏の作品「火の鳥」のモデルともいわれている鳥である。体長は約35cmくらいなのだが、雄にみられる尾のように長い飾り羽は65cmほどにもなる。体色はエメラルドグリーンと、ルビーのような深紅である。光の反射によってはエメラルドグリーンがターコイズ・ブルーに見える時もあるそう。


アレナルに向かう途中で、通称"SODA"と呼ばれるデリのようなレストランでランチブレイク。そこでトイレを借りたいと思い店員さんに話しかけたのだが、スペイン語しか通じないので会話本片手に四苦八苦。。。「ペルドン ドンデ エステ…」すると、夫のチャリ男が発音のいいスペイン語で難なく聞いてくれた。彼は幼少の頃にドミニカとプエルト・リコに住んでいたことがあり、英語よりも中国語よりもスペイン語を先に覚えたらしい。政治的事情は横に置いておくとして、ちょっとうらやましい境遇である。
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↑カラフルなお菓子屋さん
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↑水やりを手伝っている良い子
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↑のどかな風景が広がる


ロッジに到着したのはお昼過ぎ。素朴だけどかわいらしい山小屋だ。火山が目の前にそびえ立つ壮大な景色と小さな温泉が意外とマッチしている。鍵をもらって部屋に入るなり背後の方からボンッ!!という鈍い音が聞こえる。振り返るともくもくと煙を吹く火山が目に飛び込む。おーー!!!噴火している!!!生まれて初めてみた火山噴火に感動。。。その後すぐに厚い雲が山頂付近を覆ってしまった。「見えないー(怒)」そう、山の天気は変わりやすい。
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↑噴火!!

相変わらず雲を被った火山をみながら温泉につかり旅の疲れを癒す(始まったばかりですが)。水着を着て温泉となると、どうしても子供の頃に訪れた「スパリゾートハワイアンズ」を思い出す。温泉に水着では「あぁいい湯だわぁ」とはやりにくく、恥ずかしさが増すというかやはり違和感があるのである。私たちは機会がなかったのだが、ここアレナルでは「タバコンリゾート」という立派な温泉リゾート施設がある。中南米の温泉施設に期待できないという噂は聞くが、ここは設備も整っており期待を裏切らないそう。宿泊客でなくても$45/1日で入場できるのでとても人気がある。次回は絶対行きたい場所。
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↑温泉?温水プール?


夕食はアレナル最寄りの街La Fortuna(ラフォルトゥーナ)にある"LAVA Lounge"で食べた。客はアメリカ人がほとんどで、若いウェイター君も英語が達者。コスタリカの地ビールImperialで乾杯。ビールの値段は$2くらいとチープ。料理は$8〜でそんなに安くない。はて、30分過ぎてもオーダーした料理がまだこない。「コスタリカ時間だからねぇ…」と悠々と待っていたのだが、実はオネェちゃんのナンパに忙しいウエイターがキッチンにオーダーを通すのを忘れてやがった。。。コンニャロッ(怒)!!
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↑ナンパ現場キャッチ!


夕飯の後、火山見学へ。暗くて火山の位置を正確に把握できないのだが、何となくすごいパワーを左側に感じていたので、多分そこだろうと予感はしていた。車と止めて待つこと5分。チャリ男はもう寝息をたてている。「運転疲れたんだろうな、お疲れさん」と、ちょっと労りの気持ち。すると左側の方からプスプスとゴロゴロという音が聞こえてきた。小規模だが噴火が確認できた!!!溶岩の流れも見える!!!労りの気持ちなんてどこへやら、チャリ男を文字の通り叩き起こし、目ん玉を無理矢理開いてあげた(笑)。月の淡い優しい光に包まれだんだんと火山の輪郭が浮き上がる。何とも幻想的でドラマチックな眺めに、嫌な起こされ方をしたチャリ男の機嫌も直る。

月に暈がかかっている。

明日は雨かな。
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by makaleo | 2008-05-07 14:05 | 旅行
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ニューヨークに暮らすGデザイナー&美大生。日々の悶々とした考察について綴っています。※ブログの写真や記事の無断転載お断り
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