朝目覚めると、となりに見覚えのない丸坊主の男が寝ている。。。
「!?」
昨晩の記憶を辿ってみる。
会社から真っすぐ帰宅→夕飯(グリーンカレー)→締め切り間近の仕事を少しして寝た。来客はないし、間違いもない(笑)。
そぅーっと顔をのぞいてみたら、やっぱりダンナW君だった(あたりまえか 笑)。
でも私より先に午後10時頃ベッドに入ったくせに。。。
あんた!一体いつの間に丸坊主?!
無理矢理起こして事情を聞く。
彼は先月から自転車レースに備え、トライベッカにあるサイクリスト専用のトレーニングジムにに通っている。今日もそのため朝の4:30amに起床。ヘルメットをかぶった時に邪魔だからと、ジムに出かける前に自らバリカンで刈ったんだと。。。
ジムでのトレーニングを終え、帰って来て二度寝していたらしいのだが、こっちは何も事情を知らないのでほんとたまげた。
学生時代に本気でプロのサイクリストになるためにトレーニングを積んでいたW君。残念ながらプロになる夢は叶わなかったけれど、その頃からのチャリンコ狂は相変わらず。パーツひとつひとつを丁寧に厳選してコレクト。エクセルシートに全ての部品の重さと特徴をリストアップしている。
緻密なデータと計算をもとに、世界でたったひとつのオリジナルチャリをカスタマイズするのだ。そして毎朝のようにセントラルパークやブルッックリンへ繰り出す。時には州をまたぎ、ニュージャージーの酸素の薄い山方面まで出向き、5時間以上帰ってこないこともよくある。まさに孤独な山岳耐久レースである。
くったくたになって帰ってくるのだが、瞳だけは少年のようにキラキラ輝いている。
ほんとに、チャリンコが大好きらしい。いや、溺愛している。
今週の4/5(土)に、プロスペクトパーク in ブルックリンで朝6:30amからチャリンコレースが行われます。W君も参加するので、ブルックリン在住のお友達のみなさん、もし起きられたらぜひ応援に来てくださいね♪
私も折りたたみチャリで駆けつけます。
それにしてもチャリンコ選手の朝は早いわ。。。
坊主頭で気合いの入ったW選手。ちょっと表現は悪いが、ちんちくりんでまるでフレッシュな高校球児のよう。来月にはアップステートでのレースを控えている。
がんばれW選手。
彼のチャリンコ・ドリームはこれからまだまだ続く。。。