かなり身分不相応なのですが、先月ニューヨークのミシュラン三ツ星レストランに行ってきました。普段あんまりそういうのに縁がない私なのに、なぜかって?
それはですね、過去ログにあるアルケッチャーノの奥田シェフの知人のシェフが
「ニューヨークに行ったら必ず"ル ベルナルディン"に行かんとな」
と、おっしゃっていたから。
単純で素直な私?ですので、「じゃあ、早速いってみるべ」と思ったわけです。
2007年度版ミシュランガイドではニュヨークで3件のみレストランが三ツ星に輝いています。"ル ベルナルディン"はその一つ。シーフードの最高峰と称されるほど、威厳のあるレストランです。
ドレスコードも決まっており、見渡す限り男性は全員ジャケット着用。女性もオシャレで高級感のある装いのマダムが目立ちました。この日は私とダンナもがんばってドレスアップ。。。いやはや性に合いませんが、マナーなので仕方ありませんねぇ。。。
メニューは全てプリフィックス。前菜、メイン2品、デザートの中から好きなものを選べます。前菜は生で、メインになるにつれて火の通し方が徐々に強くなります。私は前菜にカレイ(FLUKE)のセビーチェ、メインにハマチのマンゴソース和えとガンギエイ(SKATE)のバーボンとライムソースかけをいただきました。ワインはソムリエさんに選んでもらったシーフードに合ったRED。美味しかったです(名前忘れちゃいました)。
感想:フレンチだけど、斬新で新鮮。世界中の料理のテイストを良いトコ取りで器用にフレンチに盛り込んでいる技術には圧巻でした。そういう意味でニューヨークのシーフードレストランで上はいないと思います。でもやっぱりフレンチ、ソースの味が若干強い。魚の味が最大限に活かされていないかも?と思いました。それは、多分魚の味を寿司や刺身としてずっと"生"で味わってきた日本人の舌の感想でしょうね。
Overall(全体として)サービス、ワインの種類、食材、料理の技術でやはり三ツ星だと感じました。おおげさ過ぎない行き届いたサービスが提供できる小粋なお店って、実はあまり多くないですもんね。
それにしても、チェック(お会計)みてぶったまげた。。。
もちろん承知はしていましたが、お値段も最高峰ってことね(汗)。。。。
いろんな意味で身分相応?になったその暁にまた来たいお店です。
LE BERNARDIN
155 West 51st Street
New York, New York 10019
Tel: (212) 554-1515