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アンダーキャットの考察日記



once ワンス ダブリンの街角で

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"once"(邦題:ワンス ダブリンの街角で)
久しぶりに目頭が熱くなり、あたたかい余韻が残るいい映画でした。

舞台はアイルランドのダブリン。街角で歌うストリート・ミュージシャンとチェコからの移民の女性のラブ・ロマンス。と、言ってしまうとちょっとありがちに聞こえてしまいますが、この映画の持つ独特の温度は他と違いとても新鮮です。傷心な主人公の二人は、お互いの持つ"傷"と"音楽の感性"で共鳴し合います。ストーリーは地味で、全く華やかではないのですが、実際に起こりえる素朴な話が観ている人の心を打つのかもなぁ、なんて思います。

87分間という短い映画なのですが、ものすごく長く感じました。
多分観ている間に自分の過去とだぶらせて、オリジナル・シナリオを間間に入れていたからだと思うけど(笑)。

さみしくて、美しく、人が愛しくなるハッピーエンド。
ラストシーンの後に残った感動と、主人公グレン・ハンサードの歌声。いつもはこういう音楽は聞かないのですが、映画の影響で早速iTuneストアで即サントラ購入!

人は孤独です。
それを認めてしまえばあとは人を愛するしかないよねー、なんてサントラを聞きながら感傷に浸っている私でした。


makaleo的オススメ度
★★★★★
by makaleo | 2008-01-06 14:06 | 映画
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ニューヨークに暮らすGデザイナー&美大生。日々の悶々とした考察について綴っています。※ブログの写真や記事の無断転載お断り

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