アンダーキャットの考察日記



the Met


ここ最近自由な時間が増えたのでぶらぶらギャラリーや美術館巡りをしているが、改めてニューヨークは芸術に触れる機会に恵まれてるなぁと実感。美術館やギャラリーの数はもちろんのこと、美術鑑賞の敷居は決して高くなく、誰にでも広く開かれている。メトロポリタン美術館にはよく行くけれど入場料は任意制だし、MOMAやグッゲンハイムなど、多くの美術館が金土の決まった時間は入場料無料になる。まぁ、その陰には莫大な寄付をしているビリオネアレベルのアートパトロンさんの存在があるわけで、やはり遥か昔から芸術と権力者は切り離せない関係にあるもの。。そういう視点からみれば、芸術も権威主義的なものだと感じざるを得ないけどね。

と、、ちょっと、前置きが長くなったが、、今日はメトロポリタン美術館でギリシャ彫刻のスケッチをしてきた。金土は夜9時まで開いているので、空き始める5時過ぎくらいが狙いめの時間。で、何を描いてきたかというと、ミロのヴィーナスで思い浮かべるような、手足や顔の一部などが欠損している無表情な彫刻たち。ギリシャ美術史ではヘレニズム期の作品にあたる。

「どれ、スケッチでも〜」という時はいつもここに行き着く、落ち着く。ヨーロッパ彫刻セクションの五体満足で整った彫刻よりも、こちらの方が私にとっては圧倒的に魅力的。人間じゃないけど、ものすごく人間臭いのはなぜか。。創られたのが紀元前○百年というのも、今更ながら感服。2000年以上前の代物といわれてもいまいちピンとこないけど、偉容を誇る存在感ははんぱない。描いていても、圧倒されっぱなしで掴みきれない。で、いつも気負けしてスケッチ終了のパターン。。「また来るよ…」と、巨匠の絵を観に二階に移動するのが通常コース。。

今回の特設展のひとつは"Albrecht Dürer(アルブレヒト・デューラー)"とその時代のアーティストたちの素描だった。いつもデューラーの絵を観るたび、その観察力と描写力に感動する。真摯に対象を観察し理解して描いたというのが伝わってくる線。私も絵を真面目に?描くようになってからは、観ることに集中力を注いでいるが、まだまだ、まだまだまだまだまだまだ、だ。。

今日はいつも以上に圧倒されたメトロポリタン美術館での一日。。しかし、これはよい兆候だと解釈できるのではないか。ね。。

http://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2012/durer-and-beyond
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by makaleo | 2012-05-19 16:44 | アート
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ニューヨークに暮らすGデザイナー&美大生。日々の悶々とした考察について綴っています。※ブログの写真や記事の無断転載お断り
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