今週は中間テストの週。今は、アートヒストリーと哲学のクラスを取っているのだけど、思ったより楽しい。んで、高校&専門時代はテストが嫌いだったのに、今は嫌いじゃない。それ以上にテストより勉強中が一番テンション上がって楽しい。だって、勉強させられてる感がないから。
うちは、何かにつけて「勉強しろ」という家庭だったから、思春期の私は反抗して勉強したくなくなった(単純)。だって「勉強しろ」っていわれても、勉強の意味が漠然としすぎていて、目的がみえなかった。それに勉強だけが人を賢明にするわけじゃないって知ってたから。知識はもちろん大事です。自分を知るための知識が。それ以外の知識は本当の意味での自分の役には立たない。
ソクラテスもこういってました:"世間一般に評価の高い人物は、確かに自分の得意な分野の知識や常識は心得ている。しかし、自身の無知に最も無知で愚かな人間だ"と。
その通りです。無知の知です。私自身、自分の無知にちょっと開き直ってるとこがあるけど、これではだめです。ソクラテスは、本物の賢者は無知に気づき克服し、人間に本当に大切だと思われる「真・善・美」や徳(aretê)を高めることが人間の生きる道だと言っていたようです。二千数百年も前のギリシャ人が気付いた真実。未だ人類ちゃんと理解できていないようだけど。
どれどれ、勉強はじめないと。